クラウドサービスに潜むリスク

株式会社エアー 菅山 征克

世界最大のクラウドサービスAmazon Web Services(AWS)で大規模な障害が発生したことは、まだ記憶に新しいと思います。
さらに先日11月19日には、マイクロソフトの Office 365 でもメールサービス(Exchange Online)の受信ができなくなるという大きな障害が発生しました。
このコラムを執筆した11月29日時点では、
「スパム対策処理の改善を目的とした更新プログラムが、メールフローに予期しない影響を与えている可能性があることを確認した」といった発表しかありませんが、
いずれにせよここまでの長時間・大規模のサービス障害はOffice365 始まって以来かもしれません。

ご存知の通り、Office 365 はグループウェア市場においては国外最大のサービスであり
正確なシェアは確認できていませんが、国内においても今現在も確実に契約数を伸ばし続けております。
中小ではサイボウズが奮闘しているものの、大手企業においては独壇場の様相を呈しています。
それ故に、Office 365 を導入する企業における業務への影響は計り知れず、弊社のお客様をはじめSNSの炎上ぶりを見ても大きな混乱がみてとれました。

クラウドは、自らの資産や専門の技術担当者を抱えずとも高機能・高性能なサービスを享受できるという大きなメリットがあります。
しかし一方では、一旦障害が発生すると、そのサービスに依存した企業は情報システム部の担当者もエンドユーザも無力であり、
いつになるか分からない復旧をただひたすら指を咥えて待つしかありません。

分かってはいたことでも、クラウドサービスを利用する企業はこういったリスクを常に抱えているということをあらためて思い知らされ、
何らかの対策を検討すべきか、それを考えるよい機会になったのではないかと思います。


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