ニューノーマル時代のワークスタイル

株式会社エアー 菅山 征克

昨年暮れから年明けに掛けて耳にするようになった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)。
その恐ろしさをあらためてここで語る必要もないと思いますが、
このウイルスは僅か2~3ヶ月の間で全世界の企業活動や人々の日常生活を一変させました。

このとてつもなく大きな変化の中では取るに足らないことではありますが、企業の働き方にも少なからず変化をもたらしました。
在宅勤務/テレワーク/リモートワークの導入です。
それまでは、笛吹けど踊らず、厚生労働省が「働き方改革」の中で推奨されるテレワークを導入する、
あるいは導入していてもフルに活用する企業は多いとは言えませんでした。

会社側の従業員管理や従業員側の帰属意識の強い日本では根付かないだろうと思っていたところ、
新型コロナウイルスの影響を受け、3月ぐらいから徐々に、
特に4月7日に発令された緊急事態宣言以降は導入が一気に加速しました。

弊社でも、3月中旬以降から導入され、緊急事態宣言以降は出社が必要な業務がない限りは、原則在宅勤務になりました。
幸い、弊社では数年前からリモートデスクトップサービス、リモートミーティングサービスを扱っていたり、
社内でもチャットサービスを導入・運用していたため大きな混乱なく、
比較的スムーズに業務をテレワークに移行できました。

一番不安に感じていた顧客訪問に関しても、
むしろお客様の方から「リモートミーティングで」と言って頂き、従来と変わらないコミュニケーションが図れたのは驚きでもありました。
勿論、その場の微妙な雰囲気を感じとることは難しく、今までと全く同じという訳にはいきませんが、
新しい営業スタイルとして受け入れられる土壌はできあがったという実感は得られました。

ただ、このテレワークを長期的に継続していくには、環境面においていくつかの課題が浮き彫りになりました。
・社内環境の問題
  クラウド化できていないレガシーな社内業務アプリやファイルシステム
  全社で統一できていないコミュニケーションツール
  紙の書類とそれに伴う捺印処理
  外線電話や郵便物
・自宅環境の問題
  業務に集中するためのスペース
  デスク・チェアの不備
  長時間の作業に不向きなPC(小さい、古い、OSが特殊など)
  ビデオ会議環境(カメラ/マイク/スピーカー)の不備や質の問題
  利用しているOSとバージョンやウイルスチェックソフトを把握できていない
  クラウドサービスへのログイン認証がID/パスワードのみ

計画も準備期間もないままの突然の導入であったため、これらの課題は一足飛びに解決しませんが、
この新型コロナウイルスがもたらした人々の意識の変革は確実に職場や自宅環境を、そしてワークスタイルをも大きく変え、それを根付かせていきます。
流行りの言葉で言うなら、「ニューノーマル」時代の到来です。
おそらく、もう以前と全く同じような職場環境、ワークスタイルには戻ることはありません。

勿論、オフィス業務が全てテレワークになると言っている訳ではありません。
新しい環境、スタイルの一つとして取り入れられ、これを拒絶したり、以前の環境、以前のスタイルだけに固執する行為は、
事業を継続する上で、企業にとって大きなリスクとなるかもしれません。


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