株式会社エアー 宮地 毅
メールの送信にはいろいろな機能が手忙わに働いています。
1. メールの作成開始
2. 宛先の入力
3. 表題の入力
4. 本文の入力
5. 添付ファイルの追加
6. 送信
としてからも、水面下で
7. Outlook などのプラグインが送信内容を確認
8. 問題がなければMTAに送信
ここまででも一苦労な上にMTAでも、設定によっては
9. メールの内容の正当性を外部プロセスで確認
を行います。
同じようなことをあちこちで行っているかもしれません。
そこで、Milter をフル活用できないものか?
参) https://en.wikipedia.org/wiki/Milter … 英語ですが…
MILTERが大げさなのは MTA で仕掛けるから、組織全体の統括が必要になるからだと考えてます。
そこで MILTER をメールクライアント(例 Outlook) のプラグインで実現するのはいかが?
小学生からプログラミングを習う時代なので、MILTER の eoh() や eom() をプラグインで実現しておけば、あとは個人でプラグインから呼び出される関数に対して自然言語で条件を与えるなりの拡張を行えば
ⅰ. 誤送信を自分の経験で止められる。
=> 危険予知意識があるとして、査定がよくなるかも。
ⅱ. 送信だけでなく、受信にも対応したら、「問題のあるメールを検知しました。」報告ができる。
=> これも好印象でしょう。
ⅲ.ⅰやⅱであつめたナレッジを MTA の MILTER に反映すれば、組織全体に恩恵が行きわたる。
=> 全社的に評価があがる?
個人の技量次第ではいくらでも対処できます。
その処理を MILTER に準拠していれば、MTAの MILTER にも反映できるのです。
個人のレベルで学習させたことを組織に反映するって、教科書通りのAIだと思いませんか?
個人のモチベーションにもなるし…
…大きな大きな風呂敷を広げれば、MILTER プラグイン拡張ライブラリというビジネスもありそうです。