
『罰ゲーム』はセキュリティ対策にはならない
昔、ある企業で働いていた時の話です。一緒に働いていた他社のエンジニアの方が、うっかりメール誤送信をしてしまったことがありました。
そこでは業種的な理由もあって、メール誤送信をはじめ、あらゆるセキュリティ問題に対して厳しい対策を取られていました。ただ、内容は詳しくは申し上げられませんが、私の目から見るとその対策はシステム的とは言い難く、どちらかというと行動を制限したり禁止したりするものになっていました。制限事項や禁止事項の多さが通常業務に影響を与えている部分も少なからずあり、むしろかえって逆効果ではないか、と思うこともありました。