進化するAI技術とその活用方法は今後どうなっていくのか
株式会社エアー 中居 亮
昨年に公開され、話題となっていた「ChatGPT」、皆さんも既に利用されているでしょうか?まるで人が反応しているかのような返しや、その内容の精度には驚かされるばかりです。会話だけでなく、例えば絵の生成AIはこちらで指定した通りでなおかつきれいな絵を描いてくれるなど、近年は特にAI技術の進歩が目覚ましい印象を受けます。
ドラえもんは2112年に誕生している設定ですが、この頃には本当に人と同じような生活を送ることが可能なロボットが登場しているかもしれません。(どこでもドアとかは無理かもしれませんが)
これだけ色々なことがAIでできるようになると、まず気になってくるのは人がこれまで行ってきた仕事をどれだけ取って代わることができるのかという点かと思います。色んな記事を見てみましたが、単純な繰り返し作業の仕事などはAIに取って代わられる、逆に創造性のあるものや感情的な判断に委ねられるものはまだまだ難しい、これらを踏まえて既存の半分ほどの仕事はAIに取って代わられるのでは、というのが多くの記事での見解のようです。
額面通りに受け止めると、半分くらいの人が職を失うのか?となりそうですが、そういうわけでもなく、これによって新しい仕事も生まれるのではという話もあります。AIの発達が今後どのようなものをもたらすのか気になるところです。
また、それ以上に気になってくるのは、セキュリティや事故に関するリスクについてです。先述の通り、AIは人が行っていた作業を色々と自動で対応してくれてはいますが、間違った学習をしてしまったり、想定にないパターンが発生し、結果として人では起こさないような失敗もしたりします。
過去に起こった事例ですと、現在も研究が進んでいる自動運転では歩行者を正しく認識できず、ぶつかってしまったことや、人材管理における活用ではいつの間にかAIが不平等な評価を行っていたなどがあります。ただ、これらの事故もまだ研究段階だから発生したと言えるものではあるので、研究が進むにつれて解消されるのかなとも思っています。
他にもAIを悪用した問題も懸念されます。昔見たニュースやネット上での話題だと、オンラインの将棋ゲームでAIに手を考えさせていた、人気イラストレーターが描いた絵をAIに学習させてそのAIに描かせた絵で儲けようとしていた、大学のレポートをAIに書かせて提出していたなど、不正だったり使い方として疑問を感じるような行為を個人でも容易にできてしまっている問題があります。なお、このコラムはAIではなく人が書いています。
規模の大きなところだと、AIを使ってセキュリティを突破したり、学習段階で犯罪者の都合のいい情報を教え込んで置き、その内容で情報を盗み出したりシステムを破壊したりするといった懸念も出ているようです。これらは現状の「情報セキュリティ10大脅威」には挙がっておらず顕在化していませんが、近い将来にはこのような話も出てくるのではと見ています。
こういった悪用もおそらくは、同じくAIで監視できるシステムが確立されれば未然に防ぐことができる気がします。ただ、それが確立されると、また別の悪用が出てきて……といったいたちごっこになるかもしれませんが。
いずれにしても、目覚ましい発展を遂げ、使い方次第で便利なものにも脅威なものにもなるAI技術の進化が今後どのような方向に進化していくのか注目してみたいです。
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