SNS投稿の企業情報漏えい・炎上に関する注意

株式会社エアー 直野 智仁

近年、企業情報漏えいの事件が話題となっており、自社の持つ情報とイメージをいかにして守るかというのが課題となっています。情報漏えいと聞くとメール誤送信やUSBデバイスの紛失といったわかりやすい事例を思い浮かべますが、最近ではツイッターなどのSNSの利用者が増加したことで、関係者のSNS投稿から悪意なく情報漏えいに繋がるケースがあります。こうした投稿は炎上に繋がることもあり、そうなると当人だけではなく所属企業の大きなイメージダウンともなってしまいます。

こういった問題はプライベートな投稿で発生する無自覚なミスのため、まずどういった事例があるかを知り、各個人へ意識付けすることが防止策として重要と考えます。事例をいくつか挙げてみます。

  • 事例1:未公開情報をフライングで公開
    未公開の新製品の情報を関係者が投稿してしまう。投稿を削除するも不特定多数がすでに投稿を目にしており、取り返しのつかないことになる。最終的に企業のマーケティング戦略に影響を与え、コンプライアンスやセキュリティ体制の信用を失うこととなった。
  • 事例2:関係者の家族から流出
    某メーカーで新商品のCMに起用予定の有名人の情報がSNSで投稿された。投稿したのは該当企業所属の父親ではなく、父から話を聞いた内容を娘が投稿した。関係者が親しい人に話した情報が第三者の投稿で拡散されてしまった例。

事例2のように、仕事や日常で得たふとした情報を聞いた第三者がSNSに投稿することで、大きな問題につながる場合があります。企業に所属していれば、家族であっても話してはいけない情報を知ることもあるでしょう。「企業情報をSNSで投稿する非常識な人なんていない」などと思うのではなく、企業側で教育・周知を繰り返し行う他、個人でも意識的に気を付けていく必要があるのではないでしょうか。