AI時代のサイバー攻撃で変わり始めている“防御の前提”

株式会社エアー 営業担当

最近、「AI=便利」だけでは済まない空気を感じます。

IPAの「情報セキュリティ10大脅威2026」では、
 1位 ランサム攻撃
 2位 サプライチェーン攻撃
 3位 AIの利用をめぐるサイバーリスク
という結果となりました。

特に印象的だったのは、「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初選出で3位に入ったことです。
世界最大級のセキュリティカンファレンスRSAConferenceに参加した人によると、「今年はAIセキュリティ関連の話題が本当に多かった」といいます。

もう一つ象徴的だったのが、Verizonの「DBIR 2026」です。
長年、初期侵入経路は「認証情報の窃取」が中心でしたが、今年は「脆弱性悪用」が31%で最多となりました。
つまり今は、「パスワードを盗む」より、「脆弱性を悪用される」時代に変わり始めています。

一方で、企業側のパッチ適用や影響確認には数週間かかることもあります。
攻撃は数分。対策は数週間。
この速度差こそ、今のサイバー攻撃の本当の怖さなのかもしれません。

最近よく聞くのが、“Human in the loop”という言葉です。
もともとはAIや自動運転分野で使われてきた、「最終的には人が判断する」という考え方です。

ただ、攻撃速度がAIによって機械レベルまで高速化すると、その前提自体が揺らぎ始めています。
これから先、セキュリティ運用は“人が判断する世界”から、“AI同士がリアルタイムで攻防する世界”へ変わっていくのでしょうか。

参考)
IPA「情報セキュリティ10大脅威2026」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
IPA プレスリリース「情報セキュリティ10大脅威2026を決定」 https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2025/press20260129.html
Verizon「Data Breach Investigations Report (DBIR) 2026」 https://www.verizon.com/business/resources/reports/dbir/

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