2026/6/23 YKK社に下請法違反勧告、買いたたきで

2026/6/23 YKKが下請法違反、公取委勧告 ファスナー加工で買いたたき (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD224SG0S6A620C2000000/

AIRはこう視る

YKK社は委託先から値上げ要請を受けた際、時間当たりの作業回数を調整することで単価の上昇を抑えていたとして、公正取引委員会はこれを買いたたきと判断しました。

委託先からは「品質基準が昔より厳しくなり、慎重な作業が必要となったことで、以前と同じ作業回数をこなせなくなった」との説明があったことも示唆に富みます。製造現場では品質向上や検査工程の追加により、生産性が徐々に変化することは珍しくありません。過去に設定した工数や標準作業時間を見直さないまま価格を決定すると、実態との乖離が生じる可能性があります。

購買・営業などの現場担当者は、価格協議の際に「これまでの基準」を前提とするのではなく、品質要求や作業内容の変化を踏まえて委託先の意見を十分に確認することが重要です。また監査部門においても、単価の改定結果だけでなく、その算定根拠や協議の経緯が適切だったかを確認することが、取適法違反の未然防止につながるでしょう。

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