外部ストレージを利用した脱PPAPについて

株式会社エアー 古井 大純

昨今はいわゆる「PPAP」対策(ZIP暗号化形式によるファイル送受信を取りやめる方針)として、外部ストレージを契約し、そちらに送りたいファイルを格納後、なんらかの手段で先方に通知、その後ファイルへアクセスしてもらうという方法がメインになりつつあります。ただし、詳細を見てみると、一口にファイル共有といっても製品により様々な特徴があり、それぞれ一長一短あるのでなかなかベストな手段というのは存在しない状況となっているようです。

今回は、そういった脱PPAP手段で着目するべき特徴である「アクセス権限をどのように与えるか」についてご紹介します。保持できる容量、期間の差はあれど、ファイルをストレージへ格納できることは各製品共通かと思います。しかし、そのファイルにアクセスさせる際の権限付与については、いくつかの手法が存在しています。

例としては、事前にアクセスできる対象を限定したうえで共有する方法(クローズドリンクとします)、アクセス先のURLを知っている限りは誰でも入れる方法(オープンリンクとします)の2つが代表的です。添付ファイルのZIP暗号化の代替という意味では、クローズドリンクは安全性が高く目的を果たしていると考えられます。一方、利便性という観点からは、権限を設定する手間の少ないオープンリンクでの共有が好ましいでしょう。時と場合によって、それぞれのメリット・デメリットを比べながら決めていくことが重要です。

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