2025年のメール誤送信事例まとめ|4大パターンと対策

株式会社エアー マーケティンググループ

メール誤送信は無くならないインシデントの一つです。誤送信が発生するシーンは様々であり、業界も多岐にわたります。今回は本サイトで扱った2025年のメール誤送信記事をまとめてご紹介します。
誤送信の要因(誤送信タイプ)を宛先ミス・BCC設定ミス・添付ミス・本文ミスの4つに分類し、各タイプごとの具体例や対策方法についても解説します。

なお、最新の誤送信ニュースはこちらからご確認いただけます。
自社と近い業界で誤送信が起きていないかを振り返っていただき、情報漏えい対策のヒントにしていただけますと幸いです。ページ末尾には、弊社からご提案できる対策方法をご案内しています。

2025年のメール誤送信事例

幣サイトで過去に取り上げた、2025年のメール誤送信事例を一覧で紹介します。(公表日順)

企業・組織名業界誤送信タイプ詳細
東急モールズ
デベロップメント社
の委託先
小売・サービス業界添付ファイルミス従業員の個人情報が含まれるファイルを誤添付
新潟県官公庁・団体BCC設定ミスイベント案内メールで発生
ニューラル社情報通信業界添付ファイルミス顧客の個人情報が含まれるファイルを誤添付
北陸ガス社インフラ業界添付ファイルミス約款変更案内メールで発生
DERESI社
(山口県の業務委託先)
情報通信業界BCC設定ミス当選案内メールで発生
岩手県公聴広報課官公庁・団体BCC設定ミスモニターへの案内メールで発生
環境政策対話研究所
(神奈川県の委託先)
官公庁・団体添付ファイルミス内部管理用のファイルを誤添付
紋別市官公庁・団体宛先ミスメールアドレスの入力の間違い
岩国健康福祉センター官公庁・団体宛先ミス私用メールアドレスと誤って第三者に送信
スポーツニッポン社マスコミ業界添付ファイルミス顧客のメールアドレスのリストを誤添付
NHKマスコミ業界宛先ミス宛先と添付ファイルの組み合わせを誤って送信
大洲市の小学校教育業界宛先ミス暗号化などが不十分な生徒の名簿ファイルを第三者に送信
みずほ信託銀行金融業界宛先ミス宛先に委託先企業を誤って含めて送信
河合楽器製作所社メーカー業界BCC設定ミス会員への案内メールで発生
長野県ガソリン緊急支援
事務センター
(長野県の委託先)
官公庁・団体添付ファイルミス一部データが削除されていないファイルを誤添付
名古屋市官公庁・団体添付ファイルミス別の事業者の見積金額等が含まれるファイルを誤添付
アルバイトタイムス社サービス業界BCC設定ミスシステム切替の案内メールで発生
長谷工ライブネット社不動産業界添付ファイルミス個人情報が含まれるファイルを誤添付
みずほ銀行金融業界添付ファイルミスiDeCo顧客情報が含まれるファイルを誤添付
大阪市教育委員会官公庁・団体本文ミスBCC送信先のアドレスを本文中に記載したまま誤送信
宮城県の委託先その他添付ファイルミスマニュアル送信時に申込内容データのファイルを誤添付
佐伯市官公庁・団体宛先ミス私用メールアドレスと誤って第三者に送信
山形県官公庁・団体宛先ミス宛先を誤って入力し個人情報を含むファイルを誤送信
国立環境研究所官公庁・団体BCC設定ミスサイト更新をお知らせするニュースレターで発生
大阪国際交流センター官公庁・団体宛先ミス2か月間、職員と同姓の第三者に業務メールを誤送信
大阪市の委託先その他BCC設定ミスふるさと納税の管理委託業者からのメールで発生
犬山市官公庁・団体BCC設定ミス国勢調査員へのメールで発生
長野県産業振興機構官公庁・団体BCC設定ミス商談会の案内メールで発生
神戸市外国語大学教育業界BCC設定ミス英語能力テストの案内メールで発生
香川県観光協会官公庁・団体本文ミス応募連絡先メールアドレスリンクに誤り
熊谷市官公庁・団体宛先ミス私用メールアドレスと誤って第三者に送信
沖縄県の委託先その他本文ミスアンケートと誤って応募者リストのURLを送信
鳥取県観光戦略課官公庁・団体BCC設定ミス空港の利用状況の内容訂正メールで発生
スポーツクラブNASサービス業界宛先ミス第三者への誤送信発生後も5ヶ月間誤送信
鳥取県官公庁・団体添付ファイルミス不要な納税者リストのファイルを添付

4つのメール誤送信タイプと対策方法

以下に、4つの誤送信タイプごとに該当例と対策方法の一例をご紹介します。

①宛先ミスによる誤送信

・該当例:メールの宛先を誤って送信してしまったケース。オートコンプリートによって社内外の似た名前の人物を設定してしまう場合や、一文字違いでドッペルゲンガードメインなどに送信してしまう場合がある。
・対策例:宛先のメールアドレスのドメインに対し、宛名の社名・団体名が一致しているかどうかを確認する。一度誤送信してしまった、または間違えやすい宛先に送信するときにチェックを強化する。

②Bcc設定ミスによる誤送信

・該当例:宛先をBCCに設定して受信者同士がお互いのメールアドレスを確認できないようにするべきところ、TOやCCで送信してしまったケース。特にメルマガなどで多数の顧客や関係者に送信する際に発生しやすく、連絡先の情報漏えいとなる。
・対策例:一定件数以上のアドレスがToやCcに入ったまま送信しようとしたとき、警告表示やBccに一括変換されるようにする。

③添付ミスによる誤送信

・概要:添付ファイルを誤って送付したり、添付ファイルの中に誤って個人情報が含まれてしまったケース。別の取引先宛ての同様のファイルを添付した場合や、個人情報のマスキングが不十分である場合など。
・対策例:添付ファイルの有無やファイル名の確認、さらには添付ファイルの内容に個人情報に関するキーワードが含まれていないかチェックする。送信前の添付ファイルのプレビューをシステムで義務付ける。

④本文ミスによる誤送信

・概要:本文の中に個人情報が誤って含まれていたり、別人の個人情報を記載してしまっていたケース。また、添付ファイルミスと似たパターンとして、誤ったファイルダウンロード用のURLを記載していた場合も。
・対策例:引用や返信が増えたことで、過去のどんなやり取りが含まれているか遡りにくくなったときにチェックを強化する。または本文内に個人情報に関するキーワードが含まれているときにチェックを強化する。

まとめ

以上が、誤送信タイプごとの対策方法のご紹介です。宛先ミス、BCC設定ミス、添付ファイルミス、本文ミス、それぞれで対策すべきポイントが異なります。

チェックリストを作成して運用したり、ダブルチェックを行ったりすることでも一時的な対策にはなりますが、チェックにかかる時間や手間が増えてしまうと慣れてきたときに時間短縮のために手を抜く恐れもあります。一定のチェック機能を継続できる有効な対策を行うためには工夫が必要です。

例えば、メール送信前に必ず確認したい重要なポイントはツールを使って自動的にチェックし、その中でも誤送信や情報漏えいにつながりやすい箇所については人がもう一度チェックする、という方法でも良いでしょう。

株式会社エアーが提供するWISE Alertや365 Alertは、添付ファイルや宛先などの確認を促す豊富な機能を、組織の運用ルールに合わせて柔軟に利用できます。一つの製品で誤送信対策のお悩みすべてを解決したいという方は、無料トライアルもご用意していますので、お気軽にお声がけください。

  • 送信アラート画面
    送信前にポップアップ表示で送信内容や宛先などを警告します。外部ドメインや添付ファイルの有無など表示条件を設定できます。添付ファイルのプレビューの義務化なども可能です。
  • Bcc一括変換機能
    件名・本文に特定のキーワードが含まれる場合などに、一斉送付メールの宛先メールアドレスをBccに一括変換します。
  • 上司CC・第三者承認機能
    条件に合致したメールを自動で上司にCCしたり、メール送信時の第三者による承認を義務付けることが可能です。Microsoft Entra ID などと連携することで、異動などによる負担を軽減します。
  • 送信保留機能
    送信待ち時間を設定することで、メール送信直後に気が付くことが多いうっかりミスを防止します。
  • 添付ファイルリンク共有・ZIP暗号化
    添付ファイルを自動でBoxなどのクラウドストレージにアップロードして共有リンク変換したり、ZIP暗号化してパスワード通知することができます。

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