リスクがあるなら使わない?
株式会社エアー 櫻木 奈津子
2022年6月、尼崎市で個人情報が入った USBメモリーが一時紛失する事案が発生しました。全市民約46万人分もの情報をUSBメモリーで取り扱い、またそれを保持した状態で泥酔・紛失したという内容は衝撃的でした。
USBメモリーの紛失とは近年、どの程度の脅威と考えられるのでしょうか。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2022」では、10位に「不注意による情報漏えい等の被害」がランクインしています。この「不注意」の一つに、「重要情報を保存した情報端末(PC やスマートフォン等)・記録媒体(USB メモリー等)の紛失」が挙げられています。また紛失ではありませんが、5位にランクインした「内部不正による情報漏えい」では内部情報を持ち出す方法の一つとしてUSBメモリーが挙げられています。
(IPA「情報セキュリティ10大脅威 2022」https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2022.html)
USBメモリーには少なからずセキュリティリスクが潜んでいるといえますが、ではそのリスクの回避のためには何をすべきでしょう。
1番はUSBメモリーを使用しないことです。事実、USBメモリーの使用を禁止している企業は多くあります。
「リスクがあるなら使わない」は何に対しても選択できる手段ではありませんが、USBメモリーについてはより安全なツールの利用で代替し、使用を取りやめることが比較的容易と考えられます。しかしどうしても使用を避けられない場合は、セキュリティ機能(暗号化、パスワード・指紋認証機能等)付きUSBメモリーを使用するなどリスクを軽減させる対策が必要といえます。
さて、少し古い事案となりますが2017年、文科省内で人事情報のメール誤送信が発生しました。この際、同省は再発防止策として「秘密情報はメールを使わず、紙や口頭でのやり取りに切り替える」と公表しました。まさに「リスクがあるなら使わない」という考え方ですが、メールから紙という時代と逆行した対策に当時ネット上でも驚きの声が上がりました。
メールにはいわずもがな多くのセキュリティリスクが潜んでいます。一方で現在、メールに代わるようなコミュニケーションツールも存在します。では、あなたには「リスクがあるならメールを使わない」という選択肢はあるでしょうか。
その選択肢をとらない場合はどうぞ、弊社のメールセキュリティ製品をリスク対策のひとつとしてご検討いただければと思います。
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